おくりびと ~ニュース見がら思ったこと…~ ◇過去日記ダイジェスト◇ 2009年02月24日 気になっていたのに、まだ見ていないのですが…タイトルだけを聞いた時に、何を描いた映画なのかは分かっていました。だからこそ、見ておくべき映画なのも理解していて……でも、なかなか休みもないので見に行けないまま……あらあら……と。とっちゃいましたねぇ…オスカー。何度もTVで流れるシーンがいくつかありますが…どうしても気になるのは、「汚らわしい!」というセリフ。誰もが必ず一度は通る道=死=ケガレ(死穢)……見なきゃいけないなぁ…やっぱり。この映画。前後の繋がりを見なければ…と思わされます。あと、晴れ着(着物)姿の女性たちが、棺の中の死者に口づけて紅の痕を残すシーン。コミカルなシーンとしてTVでは紹介されてますが、私が気になったのは小さい女の子まで赤い晴れ着を着ていること。バックには祭壇が作られているから、葬儀…でも喪服じゃないんですよねぇ……あとルーズソックスを履かせるシーンも、気になるシーンですね。「納棺」は生きている間には身近な人の死と共に立ち会い、いつか死ぬ時に自らも受けるもの。これまでに立ち会った誰かのその時を思い出したり、いつか自分が受ける時のことを考えたり、日本人の死生観や様々な思考・生活(民俗的な部分も)を考えさせられそうな作品だな…と思っています。時間を見付けて見に行きたい…です。 PR