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よみぢのほだし

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一番は~じめは………

先日、春の彼岸の墓参りに行ってきました。

…といっても、比較的近隣なので、日帰りです。

父方と母方と、両方の祖父の墓参りしてきました。

墓地は、それぞれ距離が離れてますが……



父方の祖父の墓は、いわゆる墓寺にあります。

ウロウロしていると、江戸期の墓石もたくさんあって、一族の墓地なんでしょうね…新旧入り混じって立っています。

墓寺ですから、檀家とかあるわけではなく、墓守の方がいらっしゃるだけで、管理費だけ納めないといけない…というシステムとなっております。

郡山には、ここをふくめ、三ヶ所あるんですよ。古くからの墓寺は。しかも、城下町内ではなく、外れたところに。

そして、敷地内の入口には鳥居が立っています。

その上、宗派は全く関係ないので、色んな宗派の家の墓があります。



母方の祖父の墓は、本多家(旧郡山藩主)の菩提寺にあります。

禅宗ですので、葬儀の時は鳴り物入りでした。余談ですが。

本当は山形なんですが…自宅から徒歩2分ということで、宗派が同じだから墓地を購入したらしいです。

寺の敷地内に、本多家の墓地もあったりします。

また、郡山を中心に活躍したらしい、江戸時代の俳諧の碑とかもあるんです。







墓参りのあと、母の実家にて暫しゆっくりしました。

祖母は、まだ元気なんですが…いつも色々な話を聞かせてくれます。

今回は、昔の鞠つき唄。

なんでも、ディサービスに行った先でお手玉を縫っているとき口ずさんでいたら、「教えて」と言われたとか。

でも祖母曰く。

「教えてと言われても、教えられるほど頭良くない。聞いて覚えたから、教え方なんて知らない」

それで、結局、教えてといってきた人に「歌うから、覚えたらいい」と答えたらしい。



確かに、唄などは耳で聞いて覚えるのが普通ですからね。

私も、教えてもらいました。



私が歴史などを好きなのは、恐らく、この母方の祖母の家系のDNAを受け継いだようです。

祖母の特技の一つが、赤穂浪士の各一人一人の話を、そらで語れること。

自ら、ボケ防止とのたまって、百人一首を覚えなおしたりとかしているらしいです。

そして疑問点が出てくると私に聞く。

一番身近な話者…といえますね。

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