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よみぢのほだし

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母と休みが重なったので、京都へ行ってきました。

祇園→八坂神社→四条を下り→新京極→寺町…というルートでウロウロしてきたのですが…



なぜだか、やたらと多いアマチュアカメラマン集団。

歩道を三脚ぶら提げて、道いっぱいに広がって歩く人たち。

三脚を立てて持ってくれてるならまだしも、ぶらぶら前後に揺らして歩く。

当然周囲の迷惑なんて考えてない。

こっちは着物だから、びくびくものでした。



しばらく歩いて、祇園までたどり着けば、ああ。と…

今日は、舞妓さん・芸妓さんの、お仕事始めでしたか。

あっちでもこっちでも、アマチュアカメラマンが道を占拠してました。



黒いお着物で挨拶回りされてる、その佇まいの美しさ。

優美だ……

あんな身のこなしができればよいだろうに…と自らを省みてみる。

ま、それは、置いといて。



昼食に…と入った、辻利(都路里)にて、これまた性質の悪いカメラマンに遭遇。

私と母、そしてその後ろの席にはカップルが、それぞれ着物姿で座っていたのですが…

さらにその後ろの方に座っていたオバサン二人組のうち一人が、かなり酷かった。



片割れのオバサンがトイレに立って待っている間、おもむろにオバサンは一眼レフを手に撮りました。

じっと観察してたのですが、ファインダーをのぞき始めるオバサン。

何度か、私が(真正面からオバサンの様子が見えたので)レンズを睨んでいるにも関わらず、オバサンはうちの母娘とカップルへ交互にレンズを向け始める。

最初は横向きに構えていたので、偶然並んだ二組の着物姿を纏めて撮る気だったのでしょう。

長年の勘で、コイツ無断撮影だな…というのは分かるもので……

この時点では、まだシャッター切ってませんでした。

一部始終を見つめていた私に、途中で気付いたのでしょう。

そりゃそうだ。じーっと見てましたから。

最初こちらに向けてたレンズを、オバサンは、ふい…と逸らしカップルを激写。

女の子だけでなく男の子も羽織袴でしたから…珍しかったんでしょうが……

アンタ、それ、肖像権違反。訴えられたら捕まるよ。

シャッターを押したオバサン、何事もなかったかのようにカメラをテーブルに置き、余所を向く。

更に何枚か撮るようなら、店の人に言いつけてやろうかと思って見てましたが、相方のオバサン帰って来て、その人はトイレへ。

………言いつけてやった方が良かったかな………



着物姿がそんなに珍しいのかよ。

などと思いつつ、それ以上に、アマチュアカメラマンのモラルの無さに呆れかえってしまいました。

そもそも、全体的に低下しているなぁとは感じてましたが…日本人のモラル。

外人さんの無節操な撮影もさることながら、同じ日本人として恥ずかしい。



お店の名前伏せようかと思いましたが、ここはあえて書きました。

できれば、都路里さんだけでなく、他のお店の店員さんも、そういうお客さんへの注意をしていただければいいなと思ったからです。

最近はデジカメが主流だから、その場でデータ見れるから一発で犯行はバレるんだ。

携帯のカメラで、パフェの写真撮ってるのとは違うんだ。

本屋さんで、本のページを撮影したら犯罪なんだよ。

当然、勝手に断りなしで他人を撮影するのも、犯罪なんだよ。



公道を占拠したり、他人の家の前を踏み荒らしたり、ストーカーの如く付きまとったり、挙句の果てには玄人さんと素人さんの区別もつかず素人さんをも無断撮影したり。

迷惑行為を行うアマチュアカメラマンの多さに、正直辟易します。

………調査先の祭りでも、迷惑だと叫びたい。

ゴルフでも昨年、シャッター音やらフラッシュが大問題になってたでしょう?

きっと、他人事なんでしょうけれど。



新年一発目の記事が、こんな内容で申し訳ない限りですが。

あまりの憤りに、書かずにはいられなかった次第です。

まったく………



ファインダーのぞく前に、シャッター切る前に、一度、考えてみましょう。



その撮影、間違っていませんか?

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