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よみぢのほだし

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紅の月 ノベルズ感想

先に小説読んでしまうと、アニメのネタバレになると思って、後回しにした紅の月のノベルズ。

本日やっと感想UPです♪
ネタバレありなので、下の「続きを読む」からどうぞ。


まず全体的な感想なんですが…
ちょっと消化不足です。というか、微妙でした。
近藤先生の遙か作品は、1のノベルズしか読んだことなかったですが、もっと、描写のしっかりした方のはずなのに…と読んだあと戸惑いました。
今まで読んだ話は、どの話も情景が浮かんでくるような文章だったので…
だって、冒頭から序盤辺りは、凄くよい描写だったんですよ。
立ち読みサイトでも載せられている、一周目ラストのシーンとか、泣きそうになりましたし。
でも、無難な場所(回想の辺り)まで読んで、後はアニメ見てから…と置いておいた先からが、問題でした。
アニメ見た後でも、中盤以降の物語が、情景が浮かんでこなかったんです。
ちょうど、話の展開が将望に入った辺りから、アレ…?と。

先生が、あとがきでも書いていらっしゃいましたが…カップリング限定で書くことへ、かなり抵抗があったそうですね。
もしかしたら、私が読んで感じた違和感は、まだどこかに抵抗を抱いたまま、先生が執筆されたからなのかもしれませんね。
私が感じたのは、躊躇だったのかもしれません。
だとしたら、とてもうれしいことだと思います。

同人誌だと、最初から自分の好きな八葉やカップリングの本を求めますが、一般商業誌だと、皆が手にするんですよね。
もしかしたら、自分の好きな八葉とのカップリング以外が受け入れられない人だっているかもしれません。
もし、抵抗や躊躇を抱いたまま執筆されたのが影響していたのだとしたら、それは、先生が、それぞれのキャラのファンの想いを大切にしてくださった結果ですよね。



さて。
そんな風に思いはしましたが、ちょっと個別な感想に移ろうと思います。

冒頭の一周目ラストシーン。
逆鱗貰って現代に戻って…のシーンは、サイトの立ち読みで見て、絶対面白い!そう思った場面でした。
買ってすぐの帰りの電車で読み始めたのですが、胸が締め付けられました。
やっぱり、つらいです。あのシーンは。

そして、そこから続く回想。
朔との出会いが、少し変わっていましたが、ああいうのもいいな…と思いました。
また、変更されていたシーンで言えば、白龍の成長。
少しずつ大きくなっていく…というのが、いいですね。すごく自然でした。
よく考えたら、五行の力は徐々に溜まってゆくんだから、徐々に成長する方が自然な流れですよね。
あと、弁慶さんの「裏切り」も、ちゃんと書き込まれてて安心。
逃げてきて、遭遇して、再び平家に戻っていった辺りもよかったです。

こっちも、アニメほどじゃないけど、濁すような終わり方だったので、やっぱり、ネオロマンスなのかな…と。
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