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よみぢのほだし

「無念桜」に出会ってしまいました

「風光る」22巻に出てきた「無念桜」をご存知ですか?
桜の花が、花びらだけ散るのではなく…花そのものが落ちてしまうものです。
桜の花の付け根が甘いからと鳥がつつく所為で、花のまま落ちてしまう現象だそうです。
すぐ近所で、何本か見つけてしまいました。

珍しく陽のある時間帯に帰宅したので、寺の境内を抜けて帰ったんですが…
通り沿いの桜を見たときに、おかしいな…とは思ったんです。
落ちてる薄いピンク色が大きい。
でも、あまり気にせず境内に入りました。
が!やはり、おかしい。
よく見てみると、下に落ちてるのは花びらじゃないんですよ。
花そのもの。
まだ満開じゃないのに、結構な量が落ちてました。

うあ~「無念桜」がこんなとこにも…
と思いながら境内を歩いていると、バサバサ…という羽音。
枝から飛び去る鳥が一羽。
そちらを見てみると、まだ蕾も多い桜の木……なんですが、落ちてる…いっぱい。
多分、飛び去ったのが犯人でしょうね。

そのまま、本堂前まで行くと、背の低い別の桜も同じ状態でした。
なんともなっていない桜もあったのですが、
身近にあったことが、ちょっとショックでした。

写真は、犯人の飛び去った桜の木の根元です。
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