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こっちではご無沙汰しております。
ツイッターの出現率も低めですが、生きてます。……いや、うん。先週は熱出してダウンしてましたが……
さて。
前回何書いてたっけ?と思って見返してたら、2か月以上放置してたんだと反省。
えーっとですね。
前回、ガルパン4回行ったぜ!とか言ってましたが、あのあと最寄りのイオンシネマまでウルティラ2回見に行きました。
結局劇場6回行ったことになる……が、何と言うことでしょう!27日からウルティラまたやるやん!ってことで迷ってます。
どうせならそこの新しくできた4DXでやって欲しかった。
で。
迷ってるっていうのが、ガルパン7回目行くかシンゴジもう1回行くかなんですわ。
はい。シン・ゴジラ見てきました。しかも4DXで。
正直、4DXはガルパンの方が面白かったです。色んな意味で。冒頭の足音とか海風とか水しぶきとか一部「おぉっ!」ってのあったけど、むしろ落ち着かない。
でも、10式の走行間射撃とか超信地旋回とか後退時の履帯の動きとかを実写で見られて鳥肌&大興奮。家帰ってすぐ某陸自DVD見直しましたね。秋山殿の解説の方で。
まあ……賛否両論というか十人十色の感想が出てくる映画だとは思いましたが、メロドラマ展開やらお涙頂戴演出とかがなかったのは個人的にありがたかった。洋画のラブシーン強制突入とか邦画のわざとらしい「さあ泣け!」ってシーンが嫌いなので。
ちょこちょこ放り込まれてる小ネタとか好きや(アノ曲複数回目になるとイラッとしたけど)
あと電車さんたちな。それと壁に並べられるコピー機のシーンとか。
……いろいろトラウマ抉ってくるから、別の意味で泣かされたけど……
それとは別で、8月頭の地元でのユニゾンのライブに行ってきました。
ユニゾンファンの方には怒られそうだけど、去年夜桜きっちり見直した&読み直したことでドハマリした結果、副作用でユニゾン中毒にもなってしまいまして……少し前だとタイバニ、今だと血界がきっかけの女子が多いであろう中、今更夜桜ですがな。くまヒメ&くま秋名連れて行きたいの我慢した←
ライブは、学生時代から数年前まではまっくん(奥井雅美さん)とかよく行ってましたが、震災直後にある予定だったbirthライブがなくなり、それ以降は全然行けてない状態でした。春に平井堅は行ったけど、あれはライブというよりコンサートだし……ライブと呼ばれるタイプのに行くのは久々。
歳のせいか、久々だったからか、3曲くらい飛び跳ねたら限界が見えた。3曲目にオリオンなぞってペース配分ミスったのも原因だけど……ちょっとリハビリしないとライブハウスは無理やでこれ……ってなりました。でも大阪か京都行きたい……
シンゴジについて。
色んな人の感想とか目にしたり耳にしたり。
同じシーンでも感想が本当に十人十色。
オタクと一般人の間でも、一般人同士でも、オタク同士でも、みんな感想が違う。
比較的長く友達やってるような人とだと、似たような感想持ってたりするのかなと思ったり。
すっごい期待して行った人と、不安になりながら行った人とでも感想違う。
ゴジラシリーズ全部知ってる人(好きな作品にもよる)、エヴァ知ってる人、今までの監督の作品知ってる人、監督が影響受けてる作品知ってる人、今回オマージュされたとされる作品に対してたくさんのアンテナ持ってる人(雑学的に多方面の映画とか知ってる人)
そういう【持ってる引き出しの種類】で感想が変わるんだろうな。と
あとこれは個人的にだけど……ゴジラという存在を「どういうもの」としてみるかという哲学的な部分ってのはあると思っている。
元々、ゴジラは、世界で唯一原子爆弾を落とされた国であることと、ビキニ諸島での水爆実験と第五福竜丸の件、そこに日本人の持つ古来からの死生観っていうのが絡まり合った上に創造されてるんだと認識してるので、個人的には米国産ゴジには否定的です。
さて。これは私の引き出しについてだけれど……
弟がゴジラを始めとした特撮オタクで、全てのゴジラシリーズは見てきたわけだけど……
それと別で、エヴァの旧劇場版とアニメシリーズ、既刊漫画版あたりはリアタイで見てた。
ナウシカもマクロス(映画)も好きな作品。メガゾーンとかトップをねらえは一応見た。
ナディアは当時リアタイで見てて大好きだった。カレカノの演出は結構好きだったなぁ……
残念ながら、オネアミスもだけど、日本のいちばん長い日は見ていなくて知識としてしか知らない。
あと、パトレイバーの廃棄物の話も感想とかで出てきてたけど、そもそもパトレイバーは好きすぎて数年ごとに暴走繰り返してるから、私は(笑)
そういう下地を持つ私が見た感想が、「やってくれたな……」
当然ですが。
ナディアやエヴァをリアタイってことは、公開前に不安が募る経験をしてきてると言うわけで(暴言)
見てきて、ごめんなさいしました。
特撮オタクが作った特撮は特撮オタクのためのものでしたね。
「映画とは何ぞや」というものを考えさせられました。
この「映画とは何ぞや」は、ガルパンを複数回見に行きながらも考えていたことですが。
昔、まだテレビのない家庭がほとんどだった時代の大衆娯楽が映画館だった筈です。
どこにでも映画館があって、駅前とか複数の映画館が立ち並んでいて、毎週のように違う作品が公開されていたり家族で見に行ったりしていたと聞いています。
私が子どもの頃、そのほとんどは廃業して辛うじて建物だけが残っていたり看板だけが風化して残っていました。
高校生の頃は夏休みにアニメ映画のハシゴ(映画館のハシゴもする)なんかもしていましたが……今はその映画館は2軒ともありません。廃業してしまいました。
どこの家にもテレビがあって、どこの家でもビデオやDVDが見れる時代になったとき、映画館が次々と消えていくのを子供時代から学生時代にかけて見てきました。気付けば、慣れ親しんだ劇場が消えた。
今は。ポケットの中に入るスマートフォンで好きな時に映像作品を見ることができるようになりました。
ところが、それに伴い、今度は大きな映画館が次々と作られ、IMAXにULTIRAに3Dに4DXにと何だか凄いものが出てきました。
音響や映像や体験に特化した新しい映画が現れました。
映画って娯楽なんですよね。家で見れないものを見に行くって言うか。
折角お金出して映画館まで行くんなら、絶対に普段見れないようなものが見たい。ってなる。
なので、映画にリアリティを求めちゃだめだと思ってます。
いや。リアリティではないな。
リアルを求めちゃいけないなと。
ありえねぇーwwwって頭の片隅では思っているのに、大画面と大音響の中だとそれでいいと思えてしまう。
ファンタジーとか洋画だと、最初からリアルを求めてないので、あまり感想が大きく複数に分かれることがないように思います。
邦画で日常に近い部分が描かれるような作品は、どうしてもリアルを意識しながら見てしまう。
そうしたら、ありえねぇwwwってなる。
で、琴線に触れなかった人にとっては「ご都合主義すぎてつまらなかった」になるんだろうなーと。
なんか書いてて自分でも意味分からなくなってきた。
でも。
シンゴジの「現実 対 虚構」ってキャッチコピー
見てきた人みんな、色んな意味で「現実」と「虚構」の罠に嵌っちゃってませんか?
中毒になってる人も、最高だという人も、微妙だと言う人も、いまいちだと言う人も、最低だったと言う人も……
「良い」も「悪い」も現実の感情です。その現実の感情を虚構でしかないゴジラに揺さぶられてるんですよね。
特に、「あんなのありえない」系のアンチな感想を叫んじゃってる人ほど、虚構に惑わされてる感じがして。
これ、アニメ映画だったら「アニメだし」で流しちゃってるでしょうに……実写なせいで熱くなる人多い……
私としては、むしろ、そういう色んな人たちの色んな感想を見たり聞いたりしてると人間って面白いなぁって楽しくなってしまいます。