忍者ブログ

よみぢのほだし

署名について

ひとつ前の記事に続いて、ちょい真面目な話。
スルーしてもらってもいいです。



先月も、私、遙5の件で署名拡散してましたが……
署名という行動について、私には忘れられない出来事があるんです。

ちょっと長くなるので、続きに入れます。


小学校の3年から4年、4年から5年、5年から6年に上がる時。
うちの学校の私の学年は3年が終わる頃、90人しかいませんでした。

今では1クラスの人数が少なくても当然な少子化時代ですが、
私の小学校の頃と言えば、20年以上昔のことですから、
どこでも1学年100人は超えていたんです。
当然3クラスで1クラスの人数は35人前後
私の学年だけが、合計90人…と、前後の学年を見ても急激に少ない。
中学校でも他の学年より1クラス~2クラス分少なかったし。

市教委からは、2クラス……つまり1クラス45人に…という話が出ていたそうです。
中学校でも38人学級が基準だった時代で、
しかも小学校の教室って、そんなに広くないというのに、そこに45人……
そんな無茶なことはない!と、立ち上がってくれたのが親たちだったそうです。

児童たちに、普通に学習できる環境を。
ぎゅうぎゅう積めの教室にならないために。

そのために、親たちが署名活動を行ってくれたそうです。
私たち子供は、3クラスのまま4年に上がった後、親たちが署名してくれたことを知りました。

それからも毎年……
結局90人のまま、減りもせず増えもしなかった私の学年は、
学年が変わるごとに行ってくれていたらしい署名に救われ、
30人学級のままで卒業させてもらいました。
1人でも減れば2クラスにする……そんな綱渡りのままだったようですが……
親から、毎年署名していたなんてこと聞いた時は、驚きました。


それ以来。
自分自身が、どうしても署名すべき問題だと認識したものについては、
躊躇せず署名しよう……そう思うようになりました。

当然。
署名活動の中には、本当に正しい署名なのかどうか分からないものもあります。
だから、きちんと判断できる大人になって、
そして、小学生の頃に助けられたように……
誰かを助ける、または何かを変える一滴になれれば。
と考えています。


今回、sengoku38氏関連の署名には、佐々氏のものの他に署名TVのものもあったんですが、
署名TVのものには「減刑」という言葉が入っていました。
この一言が引っ掛かったので、そちらへは署名していません。


署名したって何も変わらない…
そんな風に思っている人が多いんでしょうが、
私は、署名が何かを変える切欠や原動力になるということを信じています。
信じられる理由を持っているから、信じているんです。
……といったところで、信じない人は信じないでしょうけれどね。

PR