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よみぢのほだし

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ぶらり熊野参詣3 (2006年夏)







6日 本宮大社






前日夜も、お風呂は貸切でしたが、当然、この朝も貸しきり状態!

朝の露天風呂に入れないのは、悔しいものですが…まあ、仕方ないと自分を無理矢理納得させ……

朝食は川魚メインの身体にいい料理。

結構量が多くて、でも、残すのも失礼なので(ホテルとちがって、民宿って顔が見えますしね。)完食!したら、お腹いっぱいになってしまいました。




8時ごろにはチェックアウト。次の目的地は那智!

再び、バスに乗って…本宮を後にしました。




この旅路で何度目になるかの新宮駅。ここから、那智駅へ向かってバスに乗車しました。

ところが・・・那智駅で次のバスに乗り換えられるか勝負!な乗り継ぎでした。なんと、新宮駅→那智駅のバスは予定では11:03着。那智駅→那智山のバスは11:10発。

観光センターの人にも、バクチだと言われましたが…何とか間に合いました。那智山行きのバスが、ほんの少しだけ遅れていたので…

日ごろの行いがよかったからですね!きっと。




大門坂のバス停で降り、ここから古道を歩きます。

ところが!

ぱらぱらと雨が降り始め……途中の店(衣装レンタルのお店/夫婦杉手前)辺りに着いた時には、結構な降り方で……仕方ないので、しばらくお店の人と一緒におしゃべりしてました。

天気がよければ、衣装着て夫婦杉のところで撮影したかったのですが…それは次回の楽しみに♪ということで、友人たちと「壷装束にて那智詣」計画を目論見中です。




延々と、大門坂をテクテク。

荒天とシーズンオフで、上る人はほとんどおらず…

途中、降りてくる人たちとすれ違いました。

山のルールは、ちゃんと挨拶…というわけで、通り過ぎ際に会釈してると、これから上るのかと、恐らく観光タクシーの運転手さんに問われ…頷くと、頑張れと励ましてもらっちゃいました。




気を取り直して、えっちらおっちら。

遠くに聞こえる低い音。

木々の合間から、滝が見えました。

王子さんに手を合わせ、さらに上っていくと、古道は消えて、アスファルト道になり。階段の上には那智大社。




那智大社は、速玉大社と同様に、大学三回生のときにも訪れています。

その時は、観光タクシーで「すい~っ」と行ったので、全然違う雰囲気でした。

……突然、雨脚が激しくならなければ、もっとよかったんですけどね。

仕方ないので、宝物殿にて、雨を凌ぎました。




ぼ~っと、遠くから滝を眺めていると…

「大門坂、登ってこられたんですか?」

と声をかけられて、驚いて振り返ると…

前日の本宮・大斎原で会った人たちでした。

どうやら、私が延々と大門坂を登っているのを、タクシーの中から見かけたそうで…タクシーの運転手さんにも話をしたみたいでした。

旅は、こういうことがあるから、面白いんですよね。




その後、青岸渡寺に寄ってから滝まで降りました。

やっぱり、ここ数日の雨のせいで、水量は多かったです。

ぱらぱら降っていたようですが、滝の飛沫もあったので、どっちがどっちなのやら…という感じでした。




那智は、ちょうど那智田楽の一週間前。

境内も滝も、そのための準備がされていました。

私が、この週に旅を決めたのは、田楽で混んだらゆっくりできないと思ったからで、田楽が終わると夏休みですからね。




しばらく、うろうろと土産を漁り…滝前のバス停から那智駅へと山を降りました。

那智駅で電車を待つ間、駅前にある「丹敷の湯」で汗を流しのんびりしてました。シーズンオフはいいですね。やはり。結局、お風呂は貸しきり状態でした。

窓の外には海が眼下いっぱいに広がっているという、最高のロケーション!…でも、晴れていれば、もっとよかったんでしょうね。

大学三回生の時に来た際は、この駅で途中下車し、海水浴客で溢れた海岸で「海だ~!」と、次の電車まで大騒ぎしたのを思い出しつつ、休憩所にて宿題をする高校生を横目に、のんびりまったりしました。




那智駅から電車に乗り、新宮駅から特急に乗車。

始発駅なんで自由席でも余裕で座り、お弁当買って食べながら、天王寺へと…日常の生活へと戻っていきました。






==こうして、熊野参詣は二泊三日の行程を無事終えることができました。友達同士で賑やかな旅行も楽しいですが、一人で気ままに旅するのも、楽しいです。

次に熊野へ行く時は、 友達同士で壷装束を着るためかと…

また、シーズンオフを狙って、旅に出ようと思います。

daimon.JPG



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