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よみぢのほだし

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調査捕鯨

また、調査捕鯨への妨害があったそうですね。怪我人も出たとか…

私は小学生の頃、鯨肉を食べた事のある世代なので、こういうニュースを聞くと、理不尽さを感じます。



そもそも。

きちんと歴史を紐解けば、現在のように鯨が減ってしまった原因って、欧米の油を取る為だけの鯨漁のせいなんですよね。

人間の力だけで鯨捕って、捕った鯨は余すところなく利用していた日本の所為ではないんですよね。

それなのに、理不尽にも、原因となった国々が中心になった保護団体が、「調査」を妨害する。反対する。

おかしいと思います。



鯨は見るもの…という感覚、それって凄く傲慢に思えるのは気のせいでしょうか?

人間の方が上位だと言っているように見えます。

鑑賞するものだから、(人間を)癒す為にいるのだから、捕って食べるなんてもってのほか…というのは、どこかおかしいと思いませんか?不思議に思えます。



昔、小学生の頃、給食で鯨肉のカツが出ました。

もう、何十年か前ですから、若い世代には分からないものでしょうね。

私の弟ですら、知らないです。

多分、私が最後の世代でしょう。

……とか書いたら年齢ばれますが…



日本人と欧米の方々との間には、埋めることの出来ない、大きな思想や信仰の溝が有ります。

それはきっと、一神教と多神教の差ともいえるのだと思います。

人は、幾つもの自然物によって「生かされている」と考えることと、

人は、神々に選ばれて人として「生きている」と考えること、

これって、随分と大きな違いだと思います。



子供の頃は、何も知らないから、一方的に捕鯨を反対する人たちを非難してました。

年を経るごとに、宗教学を含め、色んな知識を得て……

どうして、反対する人たちは、自分たちだけが正しいのだと言う信念だけで、他の考えを受け入れず、理解しようとしてくれないのだろう…と思うようになりました。

……と言っても、そうやって誰もが色んな思想を理解して尊重しあえるのなら…とっくに戦争なんてなくなってますよね。





けれど……

今回の事件のように、調査捕鯨と言う、国際的に合法な行為を行っている日本の船が、妨害された上怪我人まで出させられたことは、憤りを感じざるを得ません。

いくつか、保護団体が有りますが、あまりに強硬すぎると思います。

人間も、動物も、植物も、同じ生きている存在なのに…

どうして、人種の差、人と動物の差、国の差、思想の差…という大きな地球と言う存在の中ではちっぽけな問題だけで、あんな行為に発展するのか、分かりません。



本部のある国の皆さんが、そういう強行的な方々と同じ考え方を持っているとは思いませんが…

こういうニュースを聞くたびに、むなしくなってしまいますね。







これ以上書くと、宗教や信条の問題に踏み込んで、倫理的に掲載できなくなりそうなので、この辺でやめておきます。



ただ、思ったことを、少し、書いておきたいと思っただけなので……