能「敦盛」 民俗とオタクの狭間 2005年12月20日 先日、奈良・春日若宮おんまつりの後宴能の演目で、「敦盛」が演じられました。元々、専攻の関係上、伝統芸能を見る機会の多い私ですが、遙か3に出会う前だったら、この演目を、ここまで真剣に見ることはなかっただろうな・・・と思いながら、後半に亡霊として面(おもて)をつけて現れ、舞う敦盛の姿を見ていました。一の谷で源氏に敗れた平家は海へ逃れます。笛「青葉」を取りに戻った敦盛は、御座船においていかれます。そしてこの後、熊谷次郎直実との討ち取られてしまうのですが・・・・・・演じられる中、この辺りの経緯が語られるのですが、聞いているうちに、十六夜記での敦盛さんと出会う場面を思い出しました。次にゲームをやってこのシーンを見たら、きっと、能「敦盛」のことを思い出すでしょう。大河ドラマ「義経」も終わり・・・最初は、松平健の弁慶の立ち往生を楽しみにしていた私でしたが、いざ、その回となると・・・結局、十六夜記での弁慶さんのことを思い出してしまい、見る勇気がなくなってしまいました。今まで、歴史の中で苦手分野だった源平時代・・・遙か3のおかげで身近になったのに・・・感情移入が激しくなってしまいました。なんだかなぁ・・・ PR