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よみぢのほだし

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十六夜記発売♪

本日は、「遙かなる時空の中で3 十六夜記」の発売日です!
昨日の仕事帰りに、近所のゲーム屋にて予約していた通常版をゲットしてまいりました。限定版のオマケにはあまり興味がなかったので、純粋にゲームだけをやろうかと・・・
で、早速MIXJOYやってます。
おかげで、今日は肩こり&目の疲れ&眠気で大変(笑)
蜜月エンディングに向けて新イベントのために時空飛びまくってます。
・・・というか、まだ春の京(2章)ばかりループしてます。起こってくれないイベントがあるので。
早く銀にも会いたいのになぁ・・・平泉に行きたい。
喜ばしいことに、明日から連休です!八葉抄のDVDも発売だし、遙か三昧の週末を過ごすことといたしましょう。
十六夜記は攻略本無しで全員クリアできるのだろうか(本編は攻略本無しで大団円エンディングまで行きました☆)・・・しょっぱなから、攻略本が欲しい火弟巳生です(苦笑)

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勾玉シリーズ新書化!≪2005年09月20日≫

勾玉シリーズという、3部作の児童文学があります。荻原規子さんの「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」です。

日本神話を題材とした物語で、「空色勾玉」が出たのは私が小学生のときでした。初めて読んだのが小学生のときか中学に入ってからなのか・・・その辺の記憶が(発売年が微妙な頃なので)あいまいなのですが、小学生のときの「読書ファイル」でページ数を稼いだ本のひとつだった様な気もするので、きっと小学生のときだったのでしょう。



今年、この3部作が新たに新書版として発行しています。来月には「白鳥異伝」が、11月には「薄紅天女」が出ます。

近々3部作を揃えたいと思っていた矢先だったので、買いたいと思ったことは先触れだったのかもしれません。こういう偶然、結構あるんです。

「空色勾玉」が出て、懐かしさのあまり、購入して即、読み終えてしまいました。狭也や稚羽矢と再会できたことが嬉しかった・・・。でも、一番好きなのは鳥彦だったりするんですけどね。

改めて読んでみると、私は、この作品にかなりの影響を与えられたことが、よく分かりました。なぜ私の中でツクヨミ=男性神のイメージが強かったのか・・・どうやら、月代王のせいだったようです。



今でこそ民俗学の道を進んでいる私ですが、小学生の頃から妖怪が好きだったり、学校の怪談を解明しようとしたり、神話比較をしてみたり・・・と一風変わった趣味を持つ子供でした(笑)おかげで、民俗に進むとき母親から「そっちへ行くと思ってた」と笑われましたが・・・

このシリーズに出会ったことが、今の私に至る、ひとつのきっかけになったのかもしれません。



ハリーポッターなどの欧米のファンタジーとはまったく違う、「八百万の神々」の神話世界が広がる勾玉シリーズ。日本神話そのものがあまりポピュラーではない分(戦後教育のせいで・・・)ちょっと分かりづらいところもあったりするんじゃないかとは思いますが、この3部作は私にとって一番のお勧め作品です。

2005年 地蔵盆

【2005年8月23日(火)   地蔵盆 1】 

今日明日は、地蔵盆です。

最近は子供の数も減って、昔ほどの賑わいを見せなくなった地域も多いですが、この時期になると地元の細い辻には町名の入ったテント張られ、子供たちの名前の入った提灯が吊られ、小さな地蔵堂は飾り付けられて、お供え物が道の端に積まれます。

様相は、町ごとに違うし、時代によって変わってきていますが、道端の地蔵堂に、町の人たちが自然と集まる様子は、なんだか、とてもいい雰囲気です。



石の地蔵像も地蔵盆の行事自体もみんな「お地蔵さん」です。

奈良市内などは7月に行われることが多いですが、大和郡山では8月です。

「お地蔵さんは子供の守り神(神でなく実際は仏ですが)」。本当は子供だけを守ってくれる菩薩さまではないのですが、地蔵堂の前で数珠くりをしたり遊んだり・・・

この、夏休みの終わる直前の地蔵盆は、子供たちにとって、大切な行事ですよね。



今日は、仕事帰りに調査に行きます。

今年はどんな発見ができるか、楽しみです。





【2005年8月24日(水)   地蔵盆 2】

昨日23日は、仕事帰りの短い時間を使って、地蔵盆を見て回りました。

とはいっても、聞き取りできたのは台所町という旧侍屋敷地区の一町のみでした。数珠くりや御詠歌もやっているそうで、見に行こうと思ったのですが、結局、紺屋町の数珠くりを見ているうちに、時間が過ぎてしまいました。

同日のほぼ同時間で行事が進行していくので、一年で調査できる町の数は限られてしまうんですよね。



で、台所町の話ですが。ここの地蔵は「北向き地蔵」という地蔵のひとつでして、他にも合計で7体の「北向き地蔵」が郡山にはあるのです。この「北向き地蔵」を廻って願掛けをするという信仰があるということで、現在、地蔵盆や城下町調査と共に調べてます。

この町では、子供たちのために懐かしい遊びを用意しているそうです。細い道を警察から許可もらって通行止めにして、訪れる町の子供たちが抽選やヨーヨーつりなどをしていました。



また、紺屋町では数珠くりを見てきたのですけど、かわいいですね。小さい子供たちが輪になって数珠を繰っていく姿は。男の子の固まっているところでは綱引き状態で数珠がピンと張ってるのに、女の子の固まっているところでは数珠は停滞してました。

私が幼い頃も、そういえばそんな感じだったな・・・なんて懐かしく思い出したりしながら、同町の知り合いの方々とお話していました。





【2005年8月25日(木)   地蔵盆 3】

 昨日は、奈良・元興寺の地蔵会へ行って来ました。

恥ずかしながら、地蔵研究をしているくせに、今まで一度も行ったことがなかったのです。町の地蔵ばかりに目が行っていて。

なので、びっくりしました。

町の地蔵盆とは全然違うんですね。

寺の地蔵会を見るのは初めてだったんです。

仏教としての地蔵信仰の姿を垣間見た気がしました。

町のほうは、民間信仰としての様相があって、あまり「仏教行事」のイメージはないんですよねぇ。


送り盆、そして・・・

今年も8月15日がやってきました。

送り盆であり、終戦記念日である今日。

テレビはどこも終戦特番を組み、

ニュースは靖国神社参拝を執拗に取り上げ、

・・・・・・そして言うでしょう。

そこまでの沈痛なしゃべり口調から打って変わった明るい口調で、

帰省のUターンラッシュについてを・・・

「さて」という言葉は便利なものですね。



帰省とかUターンラッシュとかって、

本来は先祖祀りのために実家に帰って、

盆が終われば、また日常に戻るというもののはずなのですがねぇ。

盆休みに旅行・・・っていうのは、私はなんだか受け付けません。盆休みも働くのも、どうかと思います。家でゆっくりしましょうよ!ねぇ。

私が、そういう考え方をするようになったのは、

大学のときに先生が話した一言が、私の心に残っているからです。

「(例えば下宿などをしていて、休みに帰ってくるのが分かっているのに)家に帰ってきたとき、

実家の人が全員、自分を放って旅行に行っていたらどう思う?」と、

そして「それと同じで、盆には先祖が家に帰ってくる。その先祖が帰ってきたとき、家に誰もいないと、それと同じ気持ちになる」と・・・・・・目からウロコが落ちました。

昔の人は、そういうことを無意識に分かっていたのかもしれませんね。

「信仰心」とでも言えばいいんでしょうか、そういう心持ちがなくなりつつある現代。

迷信だと言ってすべてを否定するのは簡単だけれど、少しは「見えない何か」への関心を持つのも、悪くはないと思うのです。

人の心をないがしろにする人が増えてしまったのは、こういう感情を持たなくなったからじゃないでしょうかね?

自分がここにいるのは先祖がいたからで、生きているのは生きるために大切なことを支えてくれる誰かがいるからで、そして自分がここにいることで他の誰かもここにいる。お盆になると、そんなことを考えてしまいます。



でも・・・終戦記念日であることも、忘れてはいけないこと。

戦争は必要悪であるとも思いますが、戦争そのものを肯定するつもりもありません。生きること自体が、大なり小なり戦いだと思っています。でも、反省のない強行は、やはり過ちだと思います。今、私たちに必要なのは、「平和」と叫ぶだけではなく、戦争や平和の意味をちゃんと理解して、過去をちゃんと振り返って、すべてを理解した上で先を見ていくことではないでしょうか?それも・・・・・・一国だけでなく、世界すべてがです。

それができるのは、きっと、歴史を学ぶ若い世代なのではないでしょうか?


お盆

仕事場の窓から、最寄駅前で霊園行きバスを待つ方々の列がよく見えます。バス増便の張り紙もあり、「ああ、もうそんな季節なんだなぁ」と思いながら、花やお供えものを手に並ぶ人たちを眺めています。

そういえば、近所の花屋さんには、盆・彼岸になると外側に棚が作られます。そこで仏花をセットしたりしてるみたいです。うちの行きつけの花屋(仏花も地蔵用も)には、盆棚セットの予約・販売もしてますね。昨年は祖父のでお世話になりました。

買い物に行くと、盆提灯も並んでますね。岐阜提灯ともいいます。くるくる回るのがきれいですね。初盆の家は7日から付けます。母の働いている売り場で販売しているので、私は重宝がられて、母に盆や盆提灯のレクチャーしました。ウソ教えるわけにいかないんで、院の研究室へ資料求めて行ったりも・・・民具整理バイトしていたときは、たくさん出てきましたよ。盆提灯。私が担当させられたのは、なぜだろう・・・(苦笑)

迎え盆まであと数日。水辺や辻など、家や地域によって迎えに行く場はさまざまです。気持ちよく、ご先祖様をお迎えしましょう。