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よみぢのほだし

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春の夜の夢

21日、兵庫県立芸術文化センターまで、東儀秀樹新春コンサートへ行って参りました。



新春コンサートは、第1部の古典と第2部のソロ(?)の両方が楽しめるので、うはうはなのです。

今年は、第1部、散楽や伎楽まで取り入れられていたので、楽しくて楽しくて…一人、大喜びしていました。色々なことに興味を持たれる東儀さんらしいコンサートでした。

一緒に行った母とその友人は、「分からん…」とぼやき、「東儀さんが出てこない」と不機嫌になってましたが…



以下は、第1部の感想です。

大きく分けて次のようなテーマになってたと思うので、まとめて感想~

【散楽】…と言っても、雅楽師の方々が頑張って皿回しやお手玉してらっしゃいました。

【伎楽】そもそも、現存してるのが面と衣装一部のみという芸能ですから、東儀さん、かなり色々と演出して振り付けとかされたみたいですね。

【舞楽】昔は覚えていたはずの舞楽や雅楽の知識が、どんどん抜け落ち始めてます…私。勉強し直そう…。

【雅楽】第一部の内容が、歴史順になってて楽しいな…と勝手に解釈してました。でも、どう見ても、この順番だとそうですよねぇ…

なんというか、雅楽になってようやく東儀さん登場したんですが…それまでロビーにいて、舞楽終わってからホールに入ってくる人たちがいました。失礼じゃないかしら?それって。

結局、東儀さんのみ目当てのファンが多いってことですよね?

散楽や伎楽に大喜びするのって、専門で勉強したり、古典も含めて東儀さんが好きって人だけでしょうか?



第二部は、お母様・お姉様と3人でのいつものコンサート。

新雅楽?みたいなのですよね。こっちも大好きです。

何時聞いても素敵です。



アンコール曲、横笛の種類で全然曲調が変わることに驚きでした。

そうか…高麗笛とか龍笛は短いもんなぁ…

夏には、梅田へBAO見に行くぞぅ♪

BAOも大好き。楽しくて。←前回、浴衣で思いっきりはしゃいだ女。



新春コンサートは、毎年、必ず母と共に着物着ていきます。

奈良では目立つけど、大きいホールなら、それ程目立たないかなぁ…と思っていたのに!やっぱり、無遠慮に見られてました。失礼な!



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赤穂浪士

今日は12月14日。赤穂浪士討入の日です。

この日が来ると、年末が近づいたという認識が強くなります。



今の時代の若い世代にとって、彼らのことは、おそらく理解しがたいものでしょう。実際、私の弟のように歴史などに興味を持たない若者は、どうでもいいと認識しているみたいです。武士道は馬鹿げているというのです。忠義も。

けれど、時代を超えて物語として語り継がれることには、それだけの意味があるはずです。日本人の心の中にある意識が、そうさせているのだと思います。



かつてはほぼ毎年のように、この時期にはTVで何らかの映像化がされていたと思うのですが、時代劇離れの進む昨今、テレビ局もあまり話題にしなくなったような気がします。

私が子供の頃は、ドリフですらネタにしていたというのに…



TVでは、年末特番でバラエティーを垂れ流し、適当にドラマを再放送したり、人気のあったドラマの続編を2時間ドラマにしてみたり…視聴率競争なのか、手抜きなのか分かりませんが……この時期は、あまりTVを見たいと思いません。



少し愚痴になってしまいました。話を元に戻します。



昨日は13日で、ニュースでは「事始め」について流れていました。煤払いやお身拭いも各地の寺社で行われています。本当ならば、昨日から正月準備が始まるのです。

今は、10月か11月には正月準備用品が店頭に並び、季節感覚がおかしくなってしまいそうです。



でも、やはり、ニュースで簡単であっても、13日の「事始め」ついてや、翌14日の赤穂浪士についての報道がなされると、急に、気忙しくなってしまったりするものですね。

私は、クリスマスイルミネーションのニュースよりも、そっちの方が、師走のニュースらしくて年末を感じるのです。



そろそろ、お掃除グッズのCMで「今年の汚れ、今年のうちに」なんて言い始めるんでしょうしね。

ニュースやTV番組、CMで季節を感じるのも、ある意味、現代の民俗と思っていいのかな…なんて考えています。店頭に並んでるものじゃ、季節を感じにくくなってしまいましたしね。……まあ、店頭にいた人間にとっては、全て頭の中で換算できてしまうのですが・・・(苦笑)



雪が降ったり降らなかったりというここ数日、これからまだまだ寒くなります。

明日は、春日若宮おん祭りの大宿所祭です。

明後日には宵宮祭があって・・・17日のおん祭り。

奈良の人間にとっては、年末を感じる行事の始まりですね。


秋祭シーズン到来!

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今日、ピアノのレッスンの帰り道、偶然、子供神輿に行き会いました。



先生の家を出たら、ドンドン、カッカッ…という太鼓の音一緒に聞こえて来たのは「わっしょい、わっしょい」という子供たちの声。

曳いている所は間に合わなかったけれど、慌てて携帯のカメラを起動して撮影しました。

こういう時、進化した今のケータイは役に立ちますね。ありがたい限りです。

神輿はそのまま私の帰る道とは逆に向かって行きました。時間があれば付いていったんですが、仕事があったんで泣く泣く見送りました。

道が細い割に、少々抜け道っぽい場所だったから、車を避けながら進んでいました。

奈良県警の方々は、この時期、大変なんでしょうね。秋祭りの交通整理で。



10月に入って、あちらこちらで神社の幟や貼紙を見かけるようになりました。

私たち民俗研究者にとっては忙しい時期の始まりですよね~。なのに、年会がこの時期なんで、大変です。



週末に祭を行うようになった神社自治体も増え、私としては、あまり良い傾向とは思えないんですが…今の日本社会では仕方ないのでしょうか?

縁日に縁を持たないなんて淋しいですよね。



去年も書いた気がしますが、祭を休みの日にするんじゃなく、祭の日が休みだったらいいのに…



…とはいえ、今の私の仕事は休みの日こそ仕事なんですが…



祇園祭

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今年の、祇園祭宵々宮へ行った際の写真です。

携帯電話で撮ったので、あまり綺麗ではないかもしれませんが…

一月半近く経っているというのに、更新、遅すぎですね。ごめんなさい。



この日、夕方に雨が降ったので、人の出足が遅く、道は比較的空いていました。

今年の祇園さんへは、撫子の浴衣で行きました。

歩いている最中、下駄が、とうとう寿命を迎えてしまい(二本歯ので、歩きやすかったのに…)、

最終的に、正月以来、計3足も履き潰してしまうという結果に…

裏路地さまよって、色々と物色して、2足新調しました。



奈良にあった馴染みの下駄屋さんが、店主のおばあちゃん亡くなって休業してしまったので、

履きやすい下駄を調達する場所が、祇園祭の裏路地くらいしかなくなってしまいました。

先天性の外反母趾の私にとって、下駄は夏の日常履きなので…毎年1~2足は新調が必要なのです。



実は、今年の祇園さん、目的はこの裏路地めぐりなのでした。

結構いいものが売られていて、毎年、楽しみにしています。

浴衣とかも、とてもよいものが安く売っているんですよ!帯も買いました♪

それぞれの町で、山や鉾関係のものを見せてくれるのも楽しみです。



結局、今年の山鉾巡行は雨天となってしまいましたね。

私は仕事が休みだったので、家で中継を見ていました。

人ごみが基本的に苦手なので、よほど行く機会に恵まれない限り、当日には行きません。

宵々宮も、大通りは薙刀鉾を見たらすぐ脱走します。裏路地へ…

人酔いしてしまいますし…マナーの悪い人たちが道にゴミ捨てるので…歩きづらいですしね。



今年の夏は、暑いかと思えば雨が降り、9月に入っても…涼しかったかと思えば暑さがぶり返したりと、

とてもツライ日々です。

こういう天気が続くと、それこそ、病気(疫病)が流行ったりするんでしょうね。

大雨・洪水・土砂崩れも何度も発生していましたし…(熊野でもエライ目に遭ったし…)



「蘇民将来之子孫也」と書かれた八坂神社のお守り。私も一つ、小さいものを携帯電話のストラップにつけています。

最初の頃は根付しかなかった小さなお守りですが、今は、ストラップタイプも売ってるみたいですね。

五色の紐が、ストラップタイプは少し短めなので、私は根付タイプを愛用しています。

お守りは、ちゃんと毎年、神社に返して新たにいただきましょう。

余談ですが…旅先でお土産代わりに買ったお守りって、返しに行くべきなんでしょうかね…?


鴨川をどり

先日、5月15日、京都まで、念願の「鴨川をどり」を見に行ってきました。

お茶席に入り、それから二幕の舞台。

とても良かったです。



「なんで、この人たち…あの姿勢でじっとしていられるんだろう…」と、幕が開いたときの、まるで一時停止したかのような様子に、

驚きました。



実は、4月に、母に「都をどり」が見たいと言ったところ、

『可愛らしさや華やかさなら「都をどり」だけれど、

 本気でおどりを見るなら「鴨川をどり」がいい』

と言われ(というか、母が「鴨川をどり」見たかったらしい)

結局、母と二人で行くことになったのです。



実際、見た感想としては、初心者や日本舞踊をあまり知らない人は、「都をどり」に行くほうがいいかも…

「鴨川をどり」見に来ていた、女子大生らしき女の子3人組が、

前の席で、途中爆酔してましたから…話題性だけで行っても、

もったいないですよ。



でも……これは…下手するとハマリそうです。

来年も行きたいかも。



ちなみに、着物で行きました~。

薄緑の白兎柄の単衣♪



写真は、お茶菓子とお抹茶です。

舞妓さんが、前でお点前をしていました。



すごいな…と思ったのは、舞妓さんも芸妓さんも、おどりでもお茶でも、手の指先までの動きが、とてもきれいなんです。

中高生時代、茶道部だった頃、指先まで気を使うことを教えられましたが、こういうことなんだな…と、しみじみと思いました。